2009年5月10日
資本主義と自由
ミルトン・フリードマン著『資本主義と自由 』を読んだ。50年近く前に執筆されたとは思えないほど現在の経済的問題に深く切り込んでいる名著だ。
フリードマンの主張とは、端的に言えば「個人の自由な取引こそが経済を発展させ個人を豊かにさせる」ということである。今回のサブプライム問題に端を発する大不況、日本の空白の90年代、1930年代の世界恐慌、すべて原因は政府の市場介入によるものだ。「市場経済の不備」などでは決してなく、むしろ政府は市場経済を積極的に破壊してきた。
以下がフリードマンが主張する政府の市場経済への妨害の一覧だ。
・農産物の買取価格保障制度
・輸入関税・輸入制限
・産出規制
・家賃統制
・最低賃金・法定金利
・産業規制・銀行規制
・ラジオ・テレビ規制
・社会保障制度
・特定事業・職業の免許制度
・住宅政策
・徴兵制
・国立公園
・郵便
・有料道路
すべて、市場経済を混乱させるだけの害悪でしかない。政府による強制、温情的配慮などは個人の自由な取引を妨害し、さらには自助努力を減退させるのだ。
今日本が直面しているのは「資本主義の限界」ではなく「社会主義の終焉」である。政府の「民間じゃだめだから俺らがやる」という傲慢な温情的配慮は際限なく税金を膨らまし続けるだけだ。
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