2009年4月30日
ベガーズ・イン・スペイン
ナンシー クレス の「ベガーズ・イン・スペイン」を読んだ。21世紀初頭、遺伝子改変技術により睡眠を必要としない子供たちが生まれた。高い知性、美しい容姿だけでなく驚くべき特質を持つ無眠人は、やがて一般人のねたみを買い…。
「スペインの物乞い(ベガーズ・イン・スペイン)」とは自分からは何も与えないくせに他人に施しをもらうのが当然と考えている輩の暗喩だ。この世には自分より優秀な人間がいると、嫉妬し、足をひっぱろうとする人間がいる。どうしようもない、非生産的な、社会に何も寄与しない人間たちだ。
自分はぬくぬくと「サラリーマン」として法的に解雇されないことが保障されて何のリスクもない生活を送っているくせに、リスクを背負って起業し大きな成功を収めている優秀な人間を「金儲け主義」だとか批判する者たち。的外れな「正義」でホリエモンや村上を逮捕した検察とそれを支持する民衆。出すぎた杭は打たれる。
日本は今おおきな不況と社会不安のため社会主義的思想が世間を席巻している。自分では何もせず、国や企業や共同体にすがる大多数の人間。愚かな民意を反映して肥大化する社会保障費。日本では今「スペインの物乞い(ベガーズ・イン・スペイン)」が増殖している。赤化の果てに格差はなくなり、みんなが底辺で生活できるようになるだろうよ。

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